Blog Nowhere

いつか、どこでもない場所で

The Rusty Diesel Electric Engine Train  



動かなくなった機関車の傍らを、黒猫が行く。
「旅の続きは任せて」と言わんばかりに。
機関車もなんだか苦笑いしているみたいだ。



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私がまだ現役だったころ。
引いていた貨物列車の積荷の中に、ひとつがいの猫が紛れ込んでいたことがあった。
詳しい事情は訊かなかったが、まぁ、恋の逃避行とかそういうものが、猫の世界にもあるんだろう。
ふたりは車両基地のあるこの駅が気に入って、腰を落ち着けた。
やがて子供ができ、その子供たちも大きくなって、次々と家族は増えていった。

もちろん中には、別の場所を目指して、ここを出て行った者もいる。
すべての生き物には、移動に対する潜在的な憧憬があり、だから私らみたいなものが作られたんだろう。
ほら、そこの黒いのも、どこかに行きたくてうずうずしているみたいだ。
私が動けたなら、遠くの町まで運んでいってやれるのにね。

category: 写真集 「The Cats Are Alright」

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